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インターネット回線選びに迷っていませんか
「インターネット回線って、結局どれを選べばいいの」「光回線やホームルーターって何が違うの」「料金が複雑すぎてよくわからない」――このような悩みを抱えていらっしゃる50代、60代の方は少なくありません。
実は私も数年前、自宅のインターネット回線を見直す際に、あまりの選択肢の多さに頭を抱えた経験があります。カタログを見ても専門用語だらけで、何が自分に合っているのか全く分かりませんでした。
しかし、ポイントさえ押さえれば、インターネット回線選びは決して難しくありません。この記事では、シニア世代の皆さんが自分に最適な回線を見つけられるよう、各回線の特徴から選び方、節約のコツまで、分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、月々のインターネット料金を賢く節約しながら、快適なネット生活を送ることができるようになります。
インターネット回線は大きく4つに分けられます
インターネット回線には、主に「光回線」「ホームルーター」「ADSL」「モバイルルーター」の4種類があります。それぞれに特徴があり、使う目的や環境によって最適なものが変わってきます。
光回線は、光ファイバーという細いガラスの管を使って、光の信号でデータをやり取りする回線です。通信速度が非常に速く、最大で1ギガビット(1Gbps)という高速通信が可能です。動画をたくさん見たり、テレビ電話を頻繁に使う方に向いています。ただし、自宅に回線を引き込む工事が必要で、月額料金も平均5000円前後とやや高めです。
ホームルーターは、携帯電話と同じ電波を使ってインターネットに接続する機器です。コンセントに差し込むだけで使えるため、工事が一切不要です。引っ越しの多い方や、工事ができない賃貸住宅にお住まいの方には特に便利です。通信速度も十分で、月額料金は平均3000円前後と光回線より安く抑えられます。ただし、携帯電話の電波を使うため、時間帯や場所によって速度が変わることがあります。
ADSLは、固定電話の回線を使ったインターネット接続です。月額料金は2000円前後と安いのですが、通信速度が最大50メガビット(50Mbps)と遅く、現在では新規受付を終了している会社がほとんどです。メールやネットサーフィン程度しかしない方で、とにかく安く済ませたいという場合の選択肢となります。
モバイルルーターは、ホームルーターと同じく携帯電話の電波を使いますが、持ち運びができる点が大きな違いです。外出先でもパソコンやタブレットをインターネットに接続できます。旅行や出張が多い方、カフェなどで仕事をする方に適しています。月額料金は3000円前後で、工事も不要です。ただし、バッテリーで動くため充電が必要で、データ通信量に上限が設けられている場合が多いです。
あなたに合った回線の選び方
インターネット回線を選ぶ際には、まず自分の使い方を考えることが大切です。「どんな用途でインターネットを使うのか」「どれくらいの速度が必要か」「予算はどのくらいか」といった点を整理しましょう。
**動画をよく見る方や家族で使う方は光回線がおすすめです。**動画配信サービスで映画やドラマを楽しんだり、孫とのビデオ通話を頻繁にする場合、安定した高速通信が必要になります。光回線なら、複数の機器で同時に使っても速度が落ちにくく、快適に利用できます。特に家族で暮らしている方は、それぞれがスマートフォンやタブレットを使うため、光回線の安定性が活きてきます。
**工事ができない方や引っ越しが多い方はホームルーターが最適です。**賃貸マンションやアパートでは、大家さんの許可が下りずに工事ができないこともあります。また、転勤が多い方や、将来的に引っ越しを考えている方も、ホームルーターなら持って行くだけで新しい住まいでもすぐに使えます。最近のホームルーターは性能が向上しており、普通の使い方なら光回線と遜色ない速度が出ることも多いです。
**外出先でもインターネットを使いたい方はモバイルルーターを検討しましょう。**旅行先でホテルのWi-Fiが使えないときや、カフェでパソコン作業をするときなど、場所を選ばずインターネットに接続できます。スマートフォンのテザリング機能でも同じことができますが、モバイルルーターを使えばスマートフォンのバッテリーや通信量を節約できます。
**メールやニュースを見る程度なら低価格のサービスで十分です。**インターネットの利用がメールのチェックやニュースサイトの閲覧、オンラインショッピング程度であれば、高速な回線は必要ありません。ホームルーターやモバイルルーターの低価格プランでも快適に使えます。無理に高額なプランを契約する必要はありません。
また、選ぶ際には「スマートフォンとのセット割引」も重要なポイントです。多くのインターネット回線会社は、特定の携帯電話会社と提携しており、両方を契約すると月額1000円程度の割引が受けられます。ドコモのスマートフォンを使っている方はドコモの回線、ソフトバンクを使っている方はソフトバンクの回線といった具合に選ぶと、トータルの通信費を大きく節約できます。
契約前に必ず確認すべき3つのポイント
インターネット回線を契約する前に、必ず確認しておきたいポイントが3つあります。これを怠ると、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
**1つ目は契約期間と解約時の費用です。**多くのインターネット回線には、2年間や3年間といった最低利用期間が設定されています。この期間内に解約すると、数千円から数万円の解約金が発生することがあります。パンフレットやホームページの目立つ場所には「月額○○円」という魅力的な価格が書かれていますが、小さな文字で「2年契約・解約金10000円」といった条件が書かれていることがよくあります。契約前には必ず、契約期間と解約金について確認しましょう。
2つ目はキャッシュバックや割引の条件です。「今なら30000円キャッシュバック」といった広告を見かけることがありますが、実際には条件が厳しく、もらえないケースも少なくありません。例えば、キャッシュバックの申請期限が契約から11か月後の1か月間だけで、申請を忘れると無効になるといったケースがあります。また、特定のオプションサービスへの加入が条件になっている場合もあります。キャッシュバックや割引がある場合は、その条件を詳しく確認し、本当に自分が受け取れるのか、受け取るための手間はどの程度かを確認しましょう。
**3つ目は工事費用です。**光回線を契約する場合、自宅に回線を引き込む工事が必要になります。この工事費用は、通常20000円から40000円程度かかります。ただし、多くの会社では「工事費実質無料」というキャンペーンを実施しています。これは、工事費を分割払いにして、同額を毎月割引することで実質的に無料にする仕組みです。しかし、契約期間内に解約すると、残りの工事費を一括で支払う必要が出てくることがあります。工事費の総額と、実質無料になる条件をしっかり確認しておきましょう。
2025年おすすめのインターネット回線サービス
ここからは、実際に選ぶ際の参考として、2025年現在おすすめのインターネット回線サービスをご紹介します。
**光回線を選ぶなら、スマートフォンとのセット割引を重視しましょう。**ドコモのスマートフォンをお使いなら「ドコモ光」、ソフトバンクなら「ソフトバンク光」、auなら「auひかり」といった具合に、お使いのスマートフォンに合わせて選ぶのが基本です。東海地方にお住まいの方は、地域限定の「コミュファ光」が速度と料金のバランスが良くおすすめです。
**工事ができない方や手軽に始めたい方には「ドコモhome 5G」がおすすめです。**コンセントに差し込むだけで使えるホームルーターで、最大速度は光回線に匹敵する1.6ギガビット(1.6Gbps)です。月額料金は4950円で、ドコモのスマートフォンをお使いならセット割引も適用されます。工事が不要なので、申し込みから数日で使い始められる手軽さが魅力です。
**新規契約の費用を抑えたい方には「excite MEC光」が適しています。**この光回線サービスは、契約期間の縛りがなく、いつ解約しても解約金がかかりません。初期費用も3300円と安く、現在は工事費が無料になるキャンペーンを実施しています。戸建てで月額4950円、マンションで月額3850円と、料金も良心的です。さらに、現在のキャンペーンでは12か月間、毎月500円程度の割引が受けられます。
**乗り換えを考えている方には「@スマート光」がおすすめです。**他社から乗り換える際、最大30000円のキャッシュバックが受けられます。月額料金も4730円と比較的安く、乗り換え時の費用負担を軽減できます。
**外出先でも使いたい方にはモバイルルーターを検討しましょう。**月額3500円前後で50ギガバイトまで使えるサービスが多く、旅行や出張が多い方に向いています。自宅だけでなく、カフェや公園など、どこでもインターネットに接続できる自由さが魅力です。
どのサービスを選ぶ場合も、公式ホームページで最新のキャンペーン情報を確認することが大切です。時期によってキャッシュバック金額や割引内容が変わることがあるためです。
よくある疑問を解決します
インターネット回線について、多くの方が抱く疑問にお答えします。
**「戸建てタイプとマンションタイプって何が違うの」**という疑問をよく耳にします。光回線には、一戸建て向けの「戸建てタイプ」と、集合住宅向けの「マンションタイプ」があります。戸建てタイプは、電柱から自宅まで専用の光ファイバーを引き込むため、通信速度が速く安定していますが、月額料金は5000円から6000円程度とやや高めです。一方、マンションタイプは、建物まで引き込まれた1本の光ファイバーを住民で共有するため、月額料金は3500円から4500円程度と安くなります。ただし、夜間など多くの人が使う時間帯には速度が遅くなることがあります。
**「インターネットが遅くなる原因は何」**という疑問も多いです。原因はいくつか考えられます。まず、多くの人が同時に使う夜間や週末は、回線が混み合って遅くなることがあります。また、Wi-Fiルーターの置き場所が悪いと、電波が弱くなって遅く感じることもあります。ルーターは、部屋の中央の、できるだけ高い場所に置くのがコツです。さらに、パソコンやスマートフォンで不要なアプリがたくさん動いていると、通信速度に影響が出ることもあります。定期的に不要なアプリを終了させると改善することがあります。
**「光回線とホームルーターはどちらがいいの」**という質問もよくいただきます。動画をたくさん見たり、家族で同時に複数の機器を使う場合は、光回線の方が安定して速いです。一方、一人暮らしでメールやニュースを見る程度の使い方なら、工事不要で手軽なホームルーターで十分です。また、賃貸住宅で工事の許可が得られない場合も、ホームルーターが唯一の選択肢となります。自分の使い方と住環境に合わせて選びましょう。
**「スマートフォンのテザリングじゃダメなの」**という疑問もあります。テザリングとは、スマートフォンをWi-Fiルーター代わりに使う機能です。確かに便利ですが、スマートフォンのバッテリーを大量に消費しますし、データ通信量もスマートフォンの契約から消費されます。パソコンで動画を見たり、大きなファイルをダウンロードすると、すぐに通信制限がかかってしまう可能性があります。頻繁にパソコンやタブレットを使う方は、専用のインターネット回線を契約した方が、トータルでは安く快適に使えます。
まとめ 賢く選んで通信費を節約しましょう
インターネット回線選びは、一見複雑に見えますが、ポイントを押さえれば決して難しくありません。
まず、自分の使い方を考えましょう。動画をよく見るなら光回線、工事ができないならホームルーター、外出先でも使いたいならモバイルルーターといった具合に、用途に合わせて選ぶことが大切です。
次に、お使いのスマートフォンとセット割引ができる回線を選ぶと、月々1000円程度の節約になります。年間で12000円も違ってくるので、これは見逃せません。
そして、契約前には必ず、契約期間、解約金、キャッシュバックの条件、工事費用を確認しましょう。小さな文字で書かれた条件をしっかり読むことが、後悔しない契約のコツです。
インターネット回線は、一度契約すると2年から3年は使い続けることになります。だからこそ、最初の選択が重要です。この記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ自分に最適な回線を見つけてください。
賢く選べば、通信費を節約しながら、快適なインターネット生活を送ることができます。孫とのビデオ通話や、好きな動画の視聴、オンラインショッピングなど、インターネットをもっと楽しんでいきましょう。
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